2007年7月18日水曜日

問題点

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前述の通り審査方法は2つあるのだが、実際には自主審査を選ぶメーカーが圧倒的に多い。しかし、製作上のミスにより審査に提出しなかった素材からソフ倫の規定に反する表現が出てしまうため、年に数回自主回収となるゲームが出ているのが現状である。

また審査の元となる審査基準があまり一般に公表されておらず、漫画など他の媒体における自主規制と比べた場合により厳しく見えることから、ユーザーサイドからみて不信感を抱かざるを得ない状況になっている。

実際、図画人物であっても、近親間のいかなる性行為、18歳未満の人物の性交渉・生殖器の露出描写を禁止した(それ以前は中学生を取り扱うこともしばしばあった)。この規制は学園ものを大きく変えた。学校名の「○○高校」すら自主規制されるようになった。例としてグリーングリーンの「鐘ノ音学園」である。「高等部」とつけることや「生徒」もNGである。だいたい、97~98年ごろにこの変化は起こった。

しかし、2003年にソフト卸のホビボックスがそれまでアダルトビデオの審査団体だったメディア倫理協会(通称・メディ倫。現・コンテンツ・ソフト協同組合)に加盟したのを契機に、ホビボックスとソフト流通の独占契約を結んでいたアージュ、ニトロプラスなどがソフ倫を脱退し、成人向けゲームの審査を開始したメディ倫の審査を受けるようになった。これにより、今まで成人向けゲームの審査を独占していたソフ倫が、メディ倫の登場により初めて競争にさらされる立場となった。ソフ倫で規制されていた事項のいくつかはメディ倫では認められていることから、ソフ倫からメディ倫への鞍替えを行うメーカーは少しずつ増えている。

上記の事項に関連してか、1999年11月に施行された児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律に対応した、ソフ倫基準の一部変更から、親族3親等以内のSEX描写の禁止の緩和や一部禁止ワードの撤廃など、基準の緩和も行われ始めた。

さらに、CEROにおいてもPCゲームのレーティングを開始した。この機構には、昨今メディアミックス展開で一アダルトゲームブランドから急成長を遂げたアクアプラスとビジュアルアーツが加盟している。この両者とも最近の作品においてソフ倫、メーカー、ユーザー3者間での軋轢を起こしたこと(有名なものとしてはリニューアル版雫の設定変更)から、現在腹の探り合いの状態にある。

この為、倫理基準の濫立の危機があるというコメントもある。アメリカにある同種の団体である ESRB (Entertainment Software Rating Board) のような家庭用ゲーム等の倫理基準とも統一した団体の設立を望む声もある。

このことに関しては、前出の通り、2006年4月より経済産業省の指導で映倫等と共に映像コンテンツ倫理連絡会議(仮称)において審査基準・表示の一本化を協議することが決定している。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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